夫の浮気が発覚し、浮気相手の女性と鉢合わせたり、相手が乗り込んできたり、こちらが乗り込んでいったり…。当然、円満に話し合うことなどできるはずもなく、取っ組み合いの喧嘩をしてしまったという話や、法廷闘争で大炎上してしまったということも少なくはありません。平和主義の女性も多いので、モメたくはない、冷静に話がしたいということを考える人も大勢いらっしゃるでしょう。では、どのように対応するのが賢い対応と言えるのでしょうか?
夫の浮気相手とケンカしてしまったときの対応方法について考えてみましょう。
悪いのは浮気相手、こちらはあくまで冷静に

浮気相手は「あなたが夫を理解してやらなかったから」といったセリフで挑発してきたり、開き直ってこちらを責めてきたりもするでしょう。腹が立って言い返したくなる気持ちは分かりますが、ケンカを買って暴力でやり返したり報復にでることは避けましょう。浮気女と争うだけ時間の無駄ですし、無理矢理、謝罪をさせようものなら脅迫とみなされ、アナタ自身が強要罪で訴えられるかもしれません。
客観的に考えれば、浮気をして非があるのは、アナタではなくどう考えても浮気相手です。何を言われてもあくまで冷静に、最後の悪あがきだと思ってやり過ごしましょう。わざわざ相手のレベルに合わせてやる必要はありません。
相手も、したたかに挑発してきているだけかもしれない

浮気相手もなかなか賢く、アナタに執拗な嫌がらせをして挑発し、精神的に追い込んで身を引かせようとしている可能性もあります。頭に血が上って暴力行為に出たり、相手の家に乗り込んだりすると、器物破損や不法侵入など言いがかりをつけられ逆手に取られてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
されたこと、言われたことはできるだけ詳細に残す

喧嘩の腹いせに、SNS上で嫌がらせをしてきたり、LINE等で何かコメントを発してきたときはこちらの思うツボです。カッとなって言い返したりせず、冷静にその文言を詳細として残すようにしましょう。写メを撮って保管したり、サーバ上で消せないようにしっかりとその瞬間をメモに残すことが重要です。
会話はできるだけ録音を

冷静でいられなくなった浮気相手は自分からボロを出すかもしれません。この発言を証拠として押さえるためにボイスレコーダーなどを起動しておくと良いでしょう。
相手の同意なく録音するのは盗聴になってしまうのでは?と心配するかもしれませんが、自分と相手の会話を同意なしで録音する行為は秘密録音と呼ばれ、盗聴とは区別されます。録音した音声を悪用しない限り罪に問われることはないので安心してください。
夫の浮気相手に謝罪させたい!金銭の発生はどうなる?

夫が浮気をした場合、夫が謝るのは当然として、浮気相手にも責任があるのでは?とも考えるはずです。家庭を持つ男性と知っていながら交際するのは倫理的に問題だと考えられますし、ましてや自分から夫に手を出したとなればなおさらです。浮気相手に謝罪させて金銭を払わせるためには、どのようなことを視野に入れて行動する必要があるのか考えてみましょう。
浮気相手がしがちな反論
浮気相手に謝罪を求めたときにされる反論として「既婚者とは知らなかった」というものがあります。たしかに本当に知らなかったのであれば浮気相手に責任はないように思えます。むしろ被害者だと言われても仕方ありません。しかし、実際この反論が認められるケースはかなり稀。なぜなら浮気をする関係になっている時点で、ある程度相手のことを知っているものと判断されるからです。特に職場の女性やもともとの友人など、相手の情報を容易に知りえる立場であればこの反論はまず認められません。
この反論が認められるのは、夫が独身者を対象とした婚活パーティに参加していたなど、明らかに夫が浮気相手を騙そうとしていた場合に限られます。浮気の証拠さえあれば浮気相手に謝罪を要求すること自体はさほど難しくありません。
慰謝料を請求できるのはどんなとき?
浮気相手に慰謝料を請求するためには夫との間に不貞行為があったという証拠がなければいけません。不貞行為とは性行為のこと。もちろん性行為そのものの証拠をつかむのはほぼ不可能ですので、不貞行為があったと推測される証拠を複数揃えるのが浮気による慰謝料請求でのポイントです。
請求できる慰謝料は数十万円~300万円ほど。かなり幅があるように感じるかもしれませんが、これは浮気がどれだけ悪質なものだったのか?程度によって変化します。一度きりの浮気よりも何度も浮気を繰り返していたり、子供ができていたりした方が悪質だと捉えることができます。慰謝料の金額については、一概にこの場合はこの金額と示すことができないため、弁護士に相談することをおすすめします。
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